ぞくぞくする本 大学生もわかっていない中学英語

2008年09月27日

85 アジア系の子どもの学力

  Language matters, StatsCan survey says
  Students of Asian descent more likely to finish university


Children whose parents immigrated to Canada from Asian or South Asian countries are twice as likely as children of Canadian-born parents to finish university, Statistics Canada says.
 
 親がアジアあるいは南アジアの国からカナダに移民してきたという子どもの場合、カナダ生まれの親の子よりも2倍の確率でが大学を修了している(カナダ統計より)。
 
 
 これは、日本から見ると意外に思えるでしょうが、カナダにいると「きっとそうだろうな」と思えてきます。
 
 UBCなどの大きな大学での成績トップクラスは中国人がほとんど、という話をよく聞きます。
 また、ピアノなどの芸術分野でも、生粋のカナダ人はなかなか成長しない、という話もよく聞きます。
 
 カナダ人はあまり頑張らない、いい意味で「のんびり屋さん」、というのがカナダ人評のようでもあります(けっして悪口ではないようです)。

 だから、上の記事(「metro」08/9/26)は「やはり、そうだったか」と頷けるんです。
 
 でも、表題は「言葉の問題」となっていますね。どういうことなのか?
 
...........................
30秒英語コーナー
 
 descent : 家系、〜系
 
 degree :大学修了の学位
 
 more likely 〜 :〜の傾向が強い
 
 twice as likely as 〜:〜にくらべて2倍
 
 Ethnic Diversity :民族間の相違
 
 respectively :それぞれ
 
 offspring : 子
 
 academically :専門的、学術的
 
 outstrip :凌駕する、上回る

  The gap is far more vast than expected, a study released this week found.
  The study used the 2002 Ethnic Diversity Survey of young adults aged 25 to 34.
  Italian- and Portuguese- born fathers in the survey hardly ever had university degrees, but 32 per cent and 26 per cent respectively of their Canadian offspring did.
  Immigrants from the Philippines were most likely to have a degree, and their children’s education levels were 12 per cent higher than the kids of Canadian-born parents.
 

 ここまでは、大卒(学位取得)の親の統計で、イタリア、ポルトガル、フィリピンを引き合いに出し、フィリピンの場合では、親も子どももカナダ人よりも上回っているとしています。
 
 だから、子どもの場合はカナダでの学位取得者がカナダ人の子よりも多い、というのはどうして?

  
  Parents’ education made little difference to the very high university levels among second-generation Chinese children.
  Language did matter, though. Children who spoke Chinese at home academically outstripped second-generation Chinese who just spoke English or French. The same was true for children with parents from India.
 
 残念ながら、記事はこれだけです。要するに……。
 
 中国人の第二世代の子の場合、親の教育自体はあまり差を生まない。ことばの問題だ。
 家で中国語をアカデミックに話す子どもは、英語もフランス語もしゃべっているだけという子を学位取得の点で凌駕している。同じことが、インド出身の親といっしょにいる子どもにも当てはまる。
 
 なあんだ。何語であれ、家でどういうレベルのことばをふだん使っているかという問題だ、ということなんですね。
 こういうことは、つまり、親と子の日常的な会話のレベルが子の学力に関係するということは、ずいぶん以前から指摘されていることなんですよ。イギリスの社会学者バーンシュタインがイギリス内で調査して指摘したことがはじまりです。
 だから、カナダ人の子のほうが学位取得者が少ないということの説明にはなりませんね。説明するなら、カナダ人のあいだでも同じようなちがいがあることを検出しないとね。
 
 だいぶ、期待はずれでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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posted by Tokyo Ginji at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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