ぞくぞくする本 大学生もわかっていない中学英語

2009年04月08日

95 J. レノン とのベッド-イン(ヨーコ、語る)

  John and Yoko’s Bed-In remembered

 個人的な話で済みませんが、私、「愛」ということばが好きではないんです。
 
 何かの歌詞にでてくる場合は大目に見ますが、テレビのドラマやニュースコメントなど、人と人との会話に出てくると、もうダメです。気恥ずかしくなるんですが、むしろ「気持ち悪くなる」に近い感じですね。
 
 大げさに言っているんではないんです。もう生理的に拒絶反応がでてしまいます。
 
 「愛しています」なんて、よくもまあ、酔っぱらいもせずに口にできるもんだ、と思うんですね。
 
 「好き」でいいじゃないか。「惚れる」でいいじゃないか。私自身はだれかに「愛している」と言ったことがありません。
 
 え? 低級? 
 
 じゃ、「愛」って、何でしょう? 
 
 「愛」論の本は、昔、けっこう読みました。倉田百三『愛と認識との出発』『出家とその弟子』は、読んだのが若かったせいもあるのか、「愛とは、惻隠の情なり」には納得したものでしたが、数年もするかしないうちに意識はそこから離れました。
 結局、「愛とはこういうことだ」の説得力ある言説には出会いませんでした。自分で考えもしましたが、うまく自分を納得させる地点に到着しませんでした。

 ネガティヴな意味合いでは、「愛とは、支配なり」というあたりがもっともしっくりときます。
 
 しかし、世の中にはポジティヴな意味での「愛」ということばがあふれています。
 
 「愛は地球を救う」とかいう日本のテレビ番組がありましたよね。あれは、お金の寄付を呼びかけているんですよね。どこかまやかしです。
 
 英語の世界になると、love という語が頻繁に出てきます。
 
 オノヨーコが何十年も前の「ジョンレノンとのベッドイン」を回想しています。
 
 「24 hours」(09,3,31)より。
 
..........................................
30秒英語コーナー
 
 bar :出入りを禁じる
 
 conviction :有罪
 
 no love lost :冷たい関係、別れ別れ、 よそよそしさ
 
 contemplate :〜しようと企図する、じっくり考える
 
 at one point :一時、ひところ
 
 materialize :実現する
 
 assassination :暗殺
 
 following :〜のあとで(前置詞)
 
 cover :取材する 
 
 late 〜:故〜
 
 
 次の文章は原文(全文)ですが、loveの語だけは私が赤い字にしました。
 
 Ono’s famous Bed-In, which happened 40 years ago in Montreal, is recalled by Ono, who continues to spread the couple’s message of friendship and love.
 The Bed-In, an interview with journalists joining the couple on their hotel bed, combined with the Live Peace concert, was supposed to take place in New York city but John was barred from entering the United States because of a marijuana possession conviction.
 It was Ono who suggested they move it to Montreal. “I already had a love for the city because I had visited, before I met John, in 1961 for a modern music festival,” said Ono, 76, from her large New York loft.
 With no love lost between the couple and the American government at the time, Ono admitted that she and Lennon had even contemplated moving to Canada at one point.
 However, Ono’s heart was in New York and no move to Canada ever materialized. In fact, she still lives at the Dakota apartments, the location of Lennon’s 1980 assassination. Following Lennon’s death, Ono said she brought her sons to Canada and to the Queen Elizabeth Hotel to see the room suite 1742  where Ono and Lennon held the Bed-In from May 26 to June 1, 1969.
 “I wanted them to understand what we lived through,” she said of the protest against Vietnam War and in support of peace.
 On the final day of the Bed-In, they recorded Give Peace a Chance, which marked the first solo project for a member of The Beatles while the band was still together.
 Ono said she and Lennon were shocked by the number of reporters that came out to cover the event, and though she said they were almost right up on the bed with them, the couple never felt like their space was being invaded.
 “It was incredible,” she said. “We were so in love, we wanted to share it with the whole world.” And as for her late husband, even 28 years after his murder, she still senses his presence.
 “He is always with me and I think that’s one of the reasons why I can stay strong,” she said, adding that she feels an energy coming from Lennon.
 “Sometimes I get sad, but the negative experiences are gifts too, and like John said, ‘Take a sad song and make it better.’
 
 
 訳文はやめておきます。

 あの「ベッド イン」は、今から40年前の1969年5月26日から6月1日まで、モントリオールのクイーンエリザベスホテル内でおこなわれたということですね。
 
 ところで、上の文章には'love'が四カ所に出てきます。
 
 (1) .......to spread the couple’s message of friendship and love (友情と愛)
 
 (2) I already had a love for the city (その町への愛)
 
 (3) With no love lost between the couple and the American government (失うべき愛情さえない)
  
 (4) We were so in love (相思相愛)
 
 loveが多様に使われていますね。
 
 (1)と(4)は対人関係の脈絡を感じさせますが、(2)はcityに対する「愛」? 単に「その町が好き」でいいですよね。
 (3)も、「アメリカ政府から入国を禁じられたレノン」が前提の話で、国と人との関係ですね。といって、「愛国心」の話ではありません。二者間の冷たい関係を指しているのです。
 
 さらにいえば、(1)と(4)も話としては異なります。(4)は夫婦間の「愛」を思わせますが、(1)は「人類愛」のような広さをもっています。
 
 で、'love'って、何? これじゃあ、統一された意味はわかるはずがありません。
 
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posted by Tokyo Ginji at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・芸能・スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マイケルとレノン。もういないですね。淋しいことです。テキストはとても参考になりました。ありがとうございます。
Posted by MONDESTAY at 2009年07月09日 15:55
 相済みませんでした。コメントに気づきませんでした。
 参考にしていただき、ありがとうございます。
Posted by Tokyo Ginji at 2009年08月17日 23:10
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