ぞくぞくする本 大学生もわかっていない中学英語

2007年12月12日

66 ピクトン、有罪

   No reaction from Pickton
 
 ピクトンは、結局、有罪でした。第二級殺人として。
 
  24 hours」(07/12/10)と「metro」(同日)が評決時のようすを語っています
  
....................................
30秒英語コーナー
 
 hold back :(涙を)をこらえる 抑える
 
 verdict :(陪審員が下す)評決
 
 guilty :(形容詞)有罪の
 
 second-degree murder :第二級殺人(カナダでは、最低10年間は仮釈放なし、という終身刑のこと)
 
 late morning :昼近く
 
   foreman :陪審長
 
 first-degree murder :第一級殺人(25年間仮釈放なしの終身刑)
 
 stun :気絶させる、呆然とさせる、当惑させる
 
   life sentence :終身刑
 
 life :(この文脈では)終身刑のこと
 
 parole :仮出所(仮釈放)期間
 
 sentencing hearing :量刑審理


Georgina Papin's three sisters cried out in anguish. Marnie Frey's mother held back tears with crumpled tissue paper. And Robert Pickton just sat motionless.
   The jury's verdict guilty of second-degree murder on all six counts Pickton faced drew a range of emotions from observers in a B.C. Supreme Court late yesterday morning.
 
 Georgina Papin の姉妹は悲痛のあまり叫び声をあげる。Marnie Frey の母はくしゃくしゃのティッシュペーパーで涙を抑える。しかし、ピクトンは無表情で座ったままだ。
 陪審員の評決は、ピクトンが問われた6件すべてにおいて第二級殺人有罪であるが、Supreme 法廷の傍聴人たちからさまざまな感情を引き出した(昨日昼近く)。
 

   But it was the first question answered by the jury foreman not guilty on first-degree murder that momentarily stunned the room.
   “No!” Papin's sisters screamed when they heard the foreman say “not guilty” to the charge of first-degree murder.
   Other family members braced themselves as the foreman continued.
 
 最初の質問で陪審長が第一級殺人無罪と答えたときは、瞬間、その部屋を凍らせた。
 「No!」 Papin の姉妹が叫んだ。陪審長が「無罪」と言ったのが聞こえたときだ。第一級殺人についてだが。
 他の家族の人たちは、かたずをのんで陪審長がつづけるのを待った。 
 
   “Guilty,” he announced, to the lesser charge of second-degree murder. The answer to each count six in all, for the six women Pickton was accused of killing in this trial followed in quick succession.
   The jury determined Pickton was guilty of second-degree murder in the deaths of Sereena Abotsway, Mona Wilson, Andrea Joesbury, Brenda Wolfe and Georgina Papin. Marnie Frey was the sixth and last count.

 つまり、第二級殺人で有罪、というわけです。
 
 つづきは、「metro」(同日)記事で。
 
 Family and friends of the murdered women initially reacted with shock and dismay when the jury returned after 10 days of deliberations with a verdict of not guilty for six counts of first-degree murder.
   The disappointment, however, faded quickly as the jury found the 58-year-old Pickton guilty of six counts of the lesser second-degree charge for the deaths of Sereena Abotsway, Mona Wilson, Andrea Joesbury, Brenda Wolfe, Marnie Frey
and Georgina Papin.
 
 要するに、「一級殺人無罪」の評決を聞いて落胆していたが、二級殺人有罪でそれが消えた、というわけです。
 
   “There was a lot of relief there, because it doesn't matter,” Kraft said.
“Life is life.”
 
 「ほっとしました。どちらでもいいですから」とKraftは言う。「終身刑は終身刑ですから」

 (Kraftというのは、傍聴人の一人で、今回の裁判案件以外の「ピクトン被害者」の家族)
 

   The conviction carries an automatic life sentence with no eligibility of parole for 10 to 25 years. His sentencing hearing begins tomorrow.

 この有罪判決は、自動的に終身刑となる。10年から25年の間、仮釈放の資格はない。量刑審理は明日はじまる。
 
 なお、カナダには死刑がありません。その制度史についてはこちらでどうぞ。

 
 「24 hours」の記事には、日本語と英語の語順のちがいを象徴する箇所がありますね。Papin姉妹が「ノー!」と叫ぶところです。
 
 日本語なら、陪審長は「第一級殺人、無罪」と言うでしょう。それが英語だから、「無罪、第一級殺人については」となりますよね。
 
 「Not guilty」が先だから、家族はそこを聞き取った瞬間に「ノー!」と叫んでしまうわけです。勇み足ではありますが、英語の必然かもしれません。
 
 ただ、「第一級殺人、無罪」全体に「ノー!」と言うこともありえますが、「metro」記事のほうで、やはり英語の必然の勇み足だったように思えます。
 
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 こういう英語の語順ですが、まず「語順」という用語は不確かですね。「欄順」と呼ぶ方が適切です。
 この点については、下記の本が詳しいですよ。その本では、日本語と英語の欄順について、心理学に基づいた分析がされています。基本的に「人間の頭のしくみは同じ」という立場に立っています。
 
  大学生もわかっていない中学英語
  日英比較「英語のしくみ」入門 
  日本語がわかれば、英語はわかる
 
 こちらからちょっとのぞいてみてください。
 日本人なら、びっくりする情報ばかりです。学校で習った英文法では通用しないことがわかります。
  
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posted by Tokyo Ginji at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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